British Beat 1 gHOSTS oF pRINCES
iN tOWERS
THE GREAT LOST KINKS ALBUM THE SIRE SESSIONS
-Rockfield Recordings 1979-80
Shooting Fish
タイトルそのまんまに全英・全米で1位を記録した60sブリティッシュ・ビート#を収録したコンピ。全24曲。ほとんど持っている曲ばかりなんだけど中古屋で見つけた時はその収録曲に顔がにやけてしまい、安さもあって買ってしまいました。Brithish Beat40thで再発された数々の紙ジャケ盤は結構お世話になったのですがその頃に出たコンピ盤だったみたい。#1〜8までマージビート代表バンド、ジェリー&ザ・ペースメイカーズとビリー・J・クレイマーを中心にビートルズに縁が深い#が続く。幻のビートルズのデビューシングル#1「how do you do it」にビートルズのカバー#2「do you want to know a secret」とツカミに持って来いの2曲。レノン/マッカートニー提供曲は他にも#4「bad to me」やピーター&ゴードンの#8「a world without love」も。ビートルズの楽曲提供曲の中でも#8は屈指の名曲です!大好き。大好きな曲と言えばサーチャーズ#6「needles and pins」も名曲ですね。8曲目以降はさらに進化したバンド・サウンド全開なマンフレッド・マン、ホリーズ、ハーマンズ・ハーミッツ、シーカーズの曲を中心に万人を魅了した佳曲の連打!この時代の曲はどうしてこんなにも“胸を焦す”メロディなんでしょうね。60年代のビートバンドに興味があるけど何から聴いたらいいのか分からないって方はこのコンピが大きな指針になりますよ。 元セックス・ピストルズのグレン・マトロック率いるリッチ・キッズの唯一のアルバム(1978年)。良質なパワーポップ盤。とりあえず超必聴#挙げとこう。#F「young girl」。凄まじくカッコ良く、凄まじくキャッチー。パワーポップの名曲なり。コレ1曲だけでも語るに足るバンドですが、まだまだあります。特に前半の佳曲連打は気持ちが良いです。#2「hung on you」は30年前とは思えぬ古さを感じさせないロック#(ビルボード・ヒット#みたい)だしタイトル#3「ghosts of princes in towers」もキャッチーでワイルドさも感じるパワポ#。ジョン・ロットンが歌えばピストルズになりそう。パンク#4「cheap emotions」も聴き方によってはキッスにも聞こえる。#8「bullet-proof lover」はラモーンズパンクですね。バンド名そのままの#H「rich kids」や#12「empty words」,M「only arsenic」も軽めながらパンクとパワーポップの中間をいく#。もう1人の主役ミッジ・ユーロ(後のウルトラ・ボックス)の書く曲がこのアルバムを名盤としているのですが、先に挙げたベスト・トラック#7「young girl」はもちろんの事、単調さをなくすアクセントな役割をしている#として#D「marching men」や#10「lovers and fools」のメロディアスなポップよりな#も大きいですね。#13ではスモール・フェイセズ「here comes the nice」をカバー(live)。原曲はポップなミドル#ですがしっかりパンクに演ってます。時代が変わっても色あせないアルバムと言える1枚です。 1973年に発売されたパイ時代の中後期の未発表曲集(全14曲)。権利の問題ですぐに回収、今だ正式にCD化されていないコレクターズアイテムです。僕はカンビさんに感謝です。内容はもち◎。4番打者的な曲は無いのですが、巧打者揃いのNo.1チームといった感じ。『ヴィレッジ〜』『アーサー〜』『ローラ〜』に収録されていてもおかしくないっていうか分からない(笑)曲ばかりで、他のキンクスの曲が浮かんでは消えていく。#1「Till Death Do Us Part」は現在も唯一このアルバムでしか聴けない曲。映画の主題歌との事ですがレイ・デイビス節が効いたヴォードヴィル調#。#2「There Is No Life Without Love」,#3「Lavender Hill」,#4「Groovy Movie」なんかアルバム曲の別テイクに近いぞ(笑)。初期の初期「You Really Got Me」→「All Day And All Of The Night」と同じ曲じゃないか!との文句を吹き飛ばすほどに結局はどちらも名曲としてしまった彼の上手さがココでも!甘さとガレージロックが混在した#5「Rosemary Rose」。ネオアコ好きにもオススメなメロディ#7「Mr. Songbird」◎。#8「When I Turn Off The Living Room Light」、#9「The Way Love Used To Be」はお得意のノスタルジック#。#10「I'm Not Like Everybody Else」はこの盤のハイライト#!ガレージロックでカッコイイ。シングル#11「Plastic Man」。フックが効いた大好きな#12「The Man He Weeps Tonight」。『Muswell Hillbillies』以降に通じる#13「Pictures In The Sand」,#14「Where Did The Spring Go」。収録曲は今では他のCDでもほぼ聴くことが出来るのでレア度が薄れてますが、このナイスなジャケ!も合わせてやっぱり欲しいですよね。 1979年と80年にsireレーベルに残した2枚のアルバムをほぼ網羅したコンピ盤。この頃のサーチャーズはマージ・ビートバンドだった60年代から先を進んでまさにパワーポップバンドのお手本をやっているわけです。カバー曲も多いですが、パワーポップににカバーするもんだからタマラナイのだ。レコーズ作の#1「hearts in her eyes」#18「everything but a heartbeat」(#18はカバーか不明)はどれも最高!レコーズの前身バンドと言えるカーサル・フライヤーズのカバー#19「radio romance」もパワーポップに変身させていて◎です。他にもトム・ペティの#5「lost in your eyes」ボブ・デュラン#8「coming from the heart」ビッグ・スター#21「september gurls」ジョン・ハイアット#11「back to the war」ランディ・ビショップ#14「infatuation」等、原曲を知らないものもありますがサーチャーズのソレはまさにパワーポップです。そして外せない最高なカバー曲#12「love's melody」(ダックス・デラックス)は以前も紹介しましたがマジで最高な#。必聴。収録されている23曲はパワポ好きには是非とも聴いてもらいたい#ばかり。サーチャーズはこの頃と「love potion No.9」「needles and pins」等の60年代のどちらが?なんて問いもありますが、どっちも素晴らしく決められませんね・・。とにかくパワーポップな彼らを堪能するにはこの1枚です。オススメ! 英映画『シューティング・フィッシュ』(1998)のサントラ。クロスビート系洋楽好き界隈ではちょっと話題になったコメディー映画。僕は映画は見てないんですが、サントラの内容はバッチリでした。まるで自分で作ったマイテープのような内容にちょっと苦笑いしてしまいます。では選曲スタート。#1は「me & you vs the world」。B級映画にピッタシだぜスペース!。ギタポの連打!ストレンジラヴの#2「beautiful alone」でテンション上げてキマした良盤アルバムからスーパーナチュラルズの佳曲ポップ#「the day before yesterday's man」。そして我等がシルバー・サンのグラム・サーフ・ポップ「golden skin」。シンポジウムのロック#に続いてまた登場スペース「neihbourhood」。大好きな曲。今なポップ#ばかりでなくバカラック作が数曲、名曲#7「what the world needs is love」(ジャッキーデシャノン)やすんなりギタポに溶け込んでいることに唸らされる#12「do you know the way to san jose」(ディオンヌ・ワーウィック)などがありやっぱりマイテープみたいだ。ワナダイズ#10「friends」、ブルートンズ#11「bluetonic」、ディヴァイン・コメディ#15「in pursuit of happiness」は全くもってレア度ゼロながらニンマリしてしまう選曲。そしてこのサントラ1番の収穫が#14のパッション・スターなる未知のバンドのパワーポップ#「to be the one」。めっちゃ好みな曲だ。アルバムとか探しているけど未だよく分からないです。誰か詳細教えてください。追記:#8もバカラック作かー